90年代にWorld Industries系列の グラフィックを 担当したアーティストである ショーン・クライヴァー (SEAN CLIVER)が スタートしたスケートブランドの Paisley Skatesがブランド名を STRANGELOVEに 新たに変更し 再スタートしました。 SEAN CLIVERは VANS SYNDICATEから シューズがリリースされたり、 SUPREMEから デッキやTシャツも リリースされているので ご存知の方も多いかと思います。 Strangeloveはリミテッドで デッキやTシャツを作り ユルりと運営しているブランドです。 最近ではStrangelove x 某 SBも かなり話題となりました。 しかしアパレルもデッキも 取り扱っているショップは 日本ではほぼ無いです。 Blind Bag(黒いビニール袋)に入った Strangeloveのデッキ、 "FRUITECAKE CATERPILLAR"の グラフィックには カートゥーン/グリーティングカードの キャラクターの ”Strawberry Shortcake”が 採用されています。 しかしこのグラフィックになった経緯は 以下のようです。 なんだか関連があるんだかないんだか? <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< 面白い話だ。まあ、それほど 面白い話でもないかもしれない。 1991年のこと、 私はまだパウエル・ペラルタに 雇われていて、 アダム・マクナットの プロデビューモデルのために 「クラウディア・シファー」の アートを描いていた。 最終的には僕の中では 香水の香りがするポストカードを シュリンク包装の内側に挟んで デッキを発売したかった。 ヴォーグ誌やコスモポリタン誌の 香ばしいページをめくると あの香りがするようにね。 (たしかに昔のアメリカの ファッション雑誌は 香水の広告などがあると ページをめくるだけで ほのかに香りがしていた-CB) 香りのある媒体なんてモノは 新聞販売店や印刷メディアの 死期を考えると、 今では評価も理解も されないかもしれないね。 とにかく、そのギミックが 現実になるかどうかは分からなかった。 というのも私はアートが完成する途中で クビになってしまったからだ。 あとは 『Disposable: A History of Skateboard Art(2004年)』 を読んでほしい。 僕が言いたいのは このデッキが黒い袋を割ったときに ベーカリーのような香りがするように したかったんだけど、 僕らStrangeloveの悲しい事実は、 僕らにはほとんど手段がなく、 その方法も知らないということなんだ。 だからこのデッキに匂いはないけど、 カラフルな染料で虹色に染めた。 Sean Cliver >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 補足 Sean CliverがAdam McNattの為に Powell在籍時に描いたグラフィックは Seanが会社を辞めるときに 持って行きました。 しかしこれはパウエルに発見され、 グラフィックは返却されましたが、 コピーが作成され、 Seanの新しい雇い主Steve Roccoは 速攻でデッキを制作し、 新しいグラフィックで 数日以内に制作をした。 RoccoはPowellの注意を確実に引くために、 SeanがPowellを去ってから 数週間以内に盗んだグラフィックを基に 5つのプロ・モデルでリリースしたんだそう。 これらのRoccoの挑発により 当時のPowellの アーティストJohn Keesterは クラウディア・シファーの グラフィックを完全にデザインし直し、 PowellがRoccoの真似をして Powellが詐欺師だと 思われないようにしたらしい。 Blind Bag(黒いビニール袋) に入ってるだけで面白いですし 日本でも認知が 上がってきているブランドです。 アメリカでも 完売しているショップが 続出していますので この機会に是非! 21.6 x 82.2cm (8.5 x 32.375 WB:14.5) デッキご購入の方には デッキテープが付いてきます。 商品画像は実際の色味と 若干異なる場合もございますので 予めご了承ください。